崖っぷちの男たち 投手編
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
キャンプインしたばかりで、皆さん今年はやってやる、と張り切っているところに何ですが。
再三言ってますように、プロ野球選手は個人事業主です。中には昨年暮れに自由契約にならず、
胸をなでおろしている選手もいるでしょう。
山田哲人・村上を筆頭に、今年はどんな成績を残してくれるのか、というある意味身分が保証された
選手たちとは大違いです。
それでは本日は崖っぷちの投手を見てみましょう。
まずは寺島成輝投手です。ドラフト1位、今年の奥川ほどではありませんが、高校ビッグ4とか騒がれた逸材ですが、
過去3年、ケガもあり、1軍未勝利です。競馬だと未勝利戦と言って、未勝利の馬が集められて、勝つチャンスが
与えられますが、野球はそうはいきません。前にも書きましたが、一流投手は高校を出て2-3年目には遅くとも
ブレークしています。そこで言えば4年目の寺島は今年が勝負の年です。
次は山中浩史投手です。34歳大学・社会人を経てのプロ入りですが、ソフトバンクでは芽が出ず、お互いにパッとしない選手同士の
複数トレードでヤクルトに来ました。どちらかと言えば一緒にトレードされた新垣投手のおまけみたいな感じでしたが、
貴重なアンダーハンドとして2年目には開幕6連勝を飾るなど一躍ローテーション投手になりました。
メインディッシュの新垣が3年で4勝14敗で引退したのに対し、2015年は6勝2敗の活躍でした。
しかしもともと球速はないタイプでコーナーワークが勝負の投手ですが、年齢と共に、
微妙なコントロールと切れがなくなるとともに、昨年は4試合0勝2敗と正に崖っぷちです。
キャンプも2軍スタートです。
ソフトバンクとのトレードで、ソフトに移った川島慶三選手があの選手層の厚いソフトでセミレギュラーの
活躍をしているのは驚きです。
風張漣投手 26歳ドラフト2位ですからかなり期待されていたはずですが、
この年(2014年)のドラフトは大凶作で、ドラ1の竹下投手を始め風張以外はもうヤクルトに在籍していません。
風張も5年で2勝4敗5Hと中継ぎ専門で、2軍と行ったり来たりです。でっぷりした体形でこれでプロの投手?という感じです。
それ以外では、皆さん意外でしょうが、石山投手・小川投手もある意味崖っぷちです。
彼らは今年ダメでも首にはならんでしょうが、かっての栄光の投手が昨年は散々な成績だったわけで、
その復活がなくては、クローザーやエースの称号は剥奪されます。
これも意外かもですが、星投手と田川投手も崖っぷちです。
星投手もドラフト2位、明治大学で同期の中日の柳投手が今やエースになりかけているのとは大違いで、
星は入団から4勝7敗、2勝0敗、1勝3敗と怪我もあり成績は尻つぼみです。
田川投手は昨年プロ入り初勝利を挙げましたが、今年が8年目、球団から期待されていればこそ、
6年間未勝利でも所属続けられたのでしょうが、同じ年のドラ1が石山投手、2位が小川投手のドラ3です。
2人はヤクルトでエース・クローザーの地位をがっちり掴んでいるのに比してです。昨年の1勝がフロック
ではないことを証明しないと、田川投手も崖っぷちです。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています